Statement
「日常に溶け込む新しい美しさ」 をテーマに
形や模様を通じて暮らしに調和と驚きをもたらす容器を制作しています。
ただの入れ物ではなく、記憶や想いを宿す存在としての容器の可能性を探求し、
日々の生活を少し豊かにする表現を目指しています。
Profile
1994年 東京都西東京市生まれ
2016年 日本大学(物理専攻)卒業後、化粧品容器の意匠設計に携わる
2022年 造形師として東京都を拠点に活動を開始。 アートフェアや展示会向けの立体作品の造形を担当。
協力作品:狛兎(作家:木須葵悠)
木須氏のコンセプトに基づき、3Dプリントによる造形を担当。
2025年 個人名義で展示活動を開始。
2025年 新春神業展 2025 @AAA gallery(横浜)
3Dプリント技術を活かした新作容器を展示。
花瓶作品について
容器は、人々の暮らしとともに歩み、物を守り、未来へ伝える役割を担ってきました。
古代エジプトでは、宗教的な儀式の中で容器が重要な役割を果たしていました。
時代とともに目的が変化しても、「何かを守り、次世代へ伝える」という本質は変わりません。
本作では、枝が絡み合い「種」を守る姿をモチーフに、容器そのものを“継承”の象徴として捉えています。
装飾は単なる美の追求ではなく、記憶や思いを未来へつなぐ行為。 この作品には、そんな「継承」の想いを込めています。